soreto_spice は、現在準備中です。

2018/01/19 04:29

今回はスターアニス(八角)についてです.
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スターアニスは中国原産でベトナムやインド、インドシナ半島で栽培されていて
中国では料理でよく使われ五香粉(ウーシャンフェン)というミックススパイスの原料の一つにもなっており、歯磨き粉や石鹸の香料としても使用されます
その特徴的な香りが苦手だという人も多いですが、好きな方にとっては癖になる香りで中華料理といえば、という香りだと思います
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名前はスターアニスがヨーロッパに持ち込まれた際に共通の香り成分であるアネトールを持つ、アニスに香りが似ていて星形だったからですが
そのアネトールを香りの主成分として持つ別のスパイスとしてフェンネルがあり、こちらは別名:茴香(ウイキョウ)と呼ばれスターアニスの別名に大茴香(ダイウイキョウ)というものがあることから
香り成分が科学的に解明される前から香りが似ているということが認識されていたようです
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今挙がっただけでもスターアニス、八角、大茴香と多くの呼び名がありますが、その他にもトウシキミと呼び名もあり近縁種のシキミは日本にも自生していますが、こちらは猛毒成分を含んでいますので形は似ていますがご注意下さい(*^^*)
またこのスターアニスの香りには女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌を促すという効果もあるようです
さらにスターアニスには主に柑橘系の食材に含まれる「リモネン」という成分を持っています
このリモネンは胃腸運動を活発にして消化を助ける作用があると言われています。
食欲不振・吐き気などの症状にも、それらを回復させるようにと働きかけます。胃だけでなく腸に対する効能も嬉しく、腸の蠕動運動を活発にしたり、腸にガスが溜まるのを軽減したりするのです
またスターアニスに含まれる「ピネン」という成分には、気持ちを落ち着ける作用があります
さらにスターアニスから抽出される成分シキミ酸からインフルエンザの薬タミフルが作られていたりと意外な所でも『それとスパイス』があります
....がスターアニスを食べてもはインフルエンザに効果はありませんのでインフルエンザにかかった際はぜひ病院へ
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