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ジュニパーベリーはヨーロッパやカナダ、北アメリカに自生している低木の植物ジュニパーの実を乾燥させたものなのですが、昔のヨーロッパではこの枝を炊いて空気を清浄したり、魔除けに使ったりと『浄化』のイメージの強い植物とされてきました.

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また香りが強いため肉料理の臭み消しや、ピクルスなどの香りづけに使用されておりヨーロッパでは一般的なスパイスのひとつです.

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しかし日本ではこの名前は聞き馴染みのない方も多いと思います.

ですが大人の方であればこの香りを嗅いだことがある方も多いはずです.

じつはこのジュニパーベリーは、カクテルの代表格であるマティーニやジントニックなどに使用される蒸留酒のジンの香りづけに使われていて、あの独特な爽やかでウッディな香りはジュニパーベリーによるものです.

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11世紀イタリアでジュニパーベリーを使用した蒸留酒を製造したことが始まりとされ、その後ヨーロッパ各地に広まり儀式や治療薬として使用されたのち一般的に飲まれるようになったとされています.

最近では日本製のクラフトジンなども多く製造されて多種多様なスパイスやフルーツなどの香りをつけたジンがありますが、やはりジンの定義としてジュニパーベリーの香りを軸に香り作りがされているものが多いようです.

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またひとつ日常の『それとスパイス』が見つかりましたね(^ω^)